緊急時の応急手当と応急処置の違い、その必要性とは?

家庭や職場の内外、通勤途中、外出先、観光地など様々な場所で突然の事故や病気の現場に居合わせることありませんか?

自分にできる応急手当や救命処置は、その場で苦しんでいる人を迅速に助けてあげることのできる唯一の方法です。

家庭や職場などに限らず、目の前で起こった事故や病気の際、救急車が到着するまでに、迅速に応急手当をする必要があります。

誰もがいつ、どこで遭遇するかもしれない事故や病気による出来事に「あの時自分に何かできていたら」、と後悔をしないためにも、応急手当や救命処置について学んでおきましょう。

応急手当と処置の違い

手当とは、怪我や急病人が出た時に、医療機関(医師)による本格的な治療を受けるまで、又は救急隊員が到着するまでに一般市民が出来る手当のことをいいます。
(医療行為は出来ません。)

その他の手当には、救命手当:一般市民の行う救急蘇生法(心肺蘇生法、止血法)があります。(一般市民に認められた手当(行為))

処置とは、怪我や急病人の居る現場から医療施設へ搬送するまでに訓練を受けた救急隊員が行う許可された処置(行為)のことを言います。

その他の処置には、①救命救急処置:救急救命士が行う処置 ②救急処置・治療:医師が救急患者に行う一般的な処置 ③救命処置・治療:医師が救命のために行う処置などがあります。

応急手当の目的

救命・苦痛からの軽減・悪化の防止になります。命を救うことが最優先となり、苦痛を少しでも和らげ、手当を行った人の状態を悪化させないで医師に引き渡すことが目的となります。

この時一般市民は医療的な処置や治療は絶対してはならないことになっています。

例えば痛み止めの薬を飲ませる、注射をする、傷の消毒をするなど。

心肺停止や呼吸停止の人に対しては、応急手当でなく救命処置になります。この処置は行っても良いことになっています。

救命処置の必要性

迅速な救命活動により、命をとりとめ社会復帰するためには必要な流れであり、重要な役割を持っているのが救命の連鎖(命を救う四つの輪)と言われています。

救命の連鎖とは、①心停止の予防、②心停止の早期認識と通報、③一次救命処置、④二次救命処置と心拍再開後の集中治療の四つの輪で成り立っています。

一般市民(目撃者)に出来ることは、3つ目までとされますが大変重要で、この時点で心肺蘇生が行われたときと、そうでないときでは生存率が違ってきます。

救急車が到着し救急隊員に委ね、この四つの輪が迅速に、途切れること無くつながることで救命効果が高まります。

 

 

救命の連鎖の流れ

①心停止の予防
突然死の主な原因は、急性心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病によることが多いようです。

心停止になる前に初期症状の段階で、救急車の要請をすることによって、医療機関で適切な治療を受け高いリスクを無くす可能性もあります。

心停止の早期認識と通報
突然倒れた人や反応のない人をみたら、心停止を疑いその可能性がある場合は、近くの人に応援を呼びかけ、119番通報をします。

心停止が確認できたら、人工呼吸やAED(自動体外式除細動器)を使って心肺蘇生を行います。

分からなくても大丈夫です、119話を通じて電話で指示をしてもらうことが出来ます。慌てず焦らず、状態を簡潔に伝えましょう。

③一次救命処置
心臓が止まって状態が3~4分続くと脳への大きなダメージとなって、回復が困難になってしまいます。

心肺蘇生をすることで、止まっている心臓や脳に血液を送ることが出来ます。また、AEDを使用することで、(状態にもよりますが)心臓の動きが戻った後の後遺症を残さないためにも重要になります。

命の助かる確率は時間と共に低くなっていきます。心肺蘇生を行った場合は助かる可能性が高くなります。

④二次救命処置と心拍再開後の集中治療
救急救命士や医師により、薬剤や医療器具を使って治療が開始されます。

おわりに

手当や処置には、一般市民がやってはいけない医療行為があるため、その違いを把握しておくことは大事です。

もしものことがあった時、自分の身を守れなくなります。しかし、命を救うことに躊躇していては、救える命も救えなくなります。救命処置はそのためにあります。

目の前に助けを求めている人がいたら、苦しんでいる人がいたら、あなたならきっと近寄って手を差し伸べるでしょう。

AED(自動体外式除細動器)の使い方を実際に知りたい方は、お近くの消防局に問い合わせるかインターネットでも検索すると見ることが出来ます。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。

投稿者: @waka.

はじめまして 定年退職を機にブログをはじめましたwakaです。 還暦を迎え仕事を辞めて、これからの自分の人生の ライフスタイルに、自由に楽しみながら、誰かの お役に立てないかとブログを立ち上げました。 全くの素人からのスタートです。 ゆっくり、のんびり、てくてくと歩みたいと 思っております。 訪れた方に感謝致します。